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みなさん、こんにちは!

本日はCG独学からの転職話をお届けいたします。

Visutorのオンライン講座などを活用し、独学でCGを勉強され、半年後にCG業界への就職に成功した小田島涼子さんへの単独インタビューをお届けいたします。

以前とても好評だった、CG独学からゲーム業界に就職した徳森さんのインタビュー記事も、独学からの就職という道の参考になりますので、ぜひ合わせてご覧下さい。

これからCGを勉強しようと思っている初心者の方や、独学で頑張っている方には役に立つアドバイスも含まれていますので、今回のインタビューをぜひ参考にしてみてください。

Q1. CGを勉強されるまでのバックグラウンドを簡単に教えてください

美大の卒業制作で短編のCGアニメーションを作ったのがきっかけで、卒業後は都内のアニメ制作会社で制作進行として3年ほど働きました。

制作の仕事が長くなるにつれ、アニメのプロデュース業務よりも絵を描く仕事に魅力を感じるようになり、別会社にソーシャルゲームのイラストレーターとして転職することにしました。

そこで取引先のデザイナーさんにZBrushでのモデル制作を依頼されたことが始まりで、3Dモデリングに興味を持ち、そこからCG、モデラーを学び目指すようになりました。

Q2. 就職活動を簡単に振り返ってみて、どのような感じで最終的に就職までたどりつけたか教えてください

転職前に務めていた会社は完全な分業制でグラフィックデザイナーとして3Dの仕事をするのが困難な体制でした。

なので、より色々なジャンルでフレキシブルに働ける場所を求めて、これまで培ってきた2Dグラフィックのスキルをアピールしながら、今後は3Dのモデリングを積極的にやっていきたい、ということで転職サイトに登録しました。

今思うと本当にタイミングが良かったのですが、ちょうどマルチタスクをこなせる人材を求めていた企業の方に声をかけて頂き、思った以上に早く転職が決まりました。

Q3. どのくらいの期間で初就職出来ましたか?

仕事をしながら4ヶ月かけてポートフォリを準備し、転職サイトに登録してからおそよ2ヶ月後に転職が決まりました。

Q4. どうやって独学で勉強していきましたか?

まずはモデリングやテクスチャリング、ライティング等のCGの基本を学ぶためVisutorのイザキさんのモデリングコースを集中的に受講し、2ヶ月かけてMayaとSubstance Painterの基本操作を学習しました。基本と応用を学んでからはポートフォリオをひたすら作って行きました。

また、分からない点は動画のチュートリアルや参考書を見たり、会社の先輩に訊いたりして解決するようにしました。

Q5. 独学で勉強している事の良さと難しさを教えて下さい

自分の好きなペースで周りを気にせず学習に没頭できる点が良いと思います。

特に社会人になって家庭を持ってからは専門学校に通うような時間がなかなか取れないので、限られた時間の中で独学で覚えるしかない、というのが正直なところでした。

独学で不安だった点は、実際の業務で必要な操作をちゃんと学べているのかどいうか、ということでした。トポロジーやアニメーションに関しては、転職後に会社の上司や同僚から改めて教わることも多かったので、やはり仕事をしながらコツコツ覚えることが、スキルアップへの一番の近道だと思いました。

Q6. Visutorのおすすめポイントを教えてください

Mayaに関してはZBrushと比べて敷居が高く感じていたのですが、イザキさんのモデリング講座がとても分かりやすく、「手順を踏めば自分でもできるんだ」という自信につながりました。

内容も作業の工程に合わせて5分〜30分と短く区切られているので、隙間時間に勉強しやすいというのも良かったです。Visutorのコースは、何より価格がお手頃で助かりました。

Q7. CG初心者でこれから小田島さんのように独学で勉強して就職を目指したいと思っている方に何かアドバイスがあれば、教えてください

「ポートフォリオにすごい作品を載せたい!」と、作品のクオリティアップに励むのも大事ですが、自分がなぜ3Dの仕事がしたいのか、今後どのような仕事をしてみたいか、という姿勢をハッキリ伝えられることも重要です。

なぜかというと、面接では意外と作品のクオリティより仕事に対しての姿勢や今後の目標を確認されることが多かったからです。

企業の採用担当者は作品のクオリティだけでは選ばず、自社の業務や体制にどれだけマッチしているか、ということも念頭に入れています。

私も最終面接まで進んだものの、面談中に双方が目指す仕事の方向性にずれを感じ、不採用になったケースもありました。

転職後に後悔しないためにも、就職してからの自分をしっかりとイメージすることも大切にして欲しいです。

Q8. これからCGアーティストとしての目標を教えて下さい

自分のデザインしたキャラクターで3Dの短編アニメーションを作ることです。

そのためにジェネラリストとして、必要な工程を全て覚えていきたいと思っています。

 

小田島さん、インタビューのご協力ありがとうございました!

努力と行動次第で、独学でもあっと言う間に転職した素晴らしいストーリーでした。

別業種で働かれている社会人の方や独学で勉強されている方などに向けて、とても役立つ情報でした。改めて貴重なお話ありがとうございました。

これからもさらなるご活躍を期待しております!

最後に小田島さんのポートフォリオサイトのリンクをご紹介させていただきます。

小田島 涼子(オダシマ リョウコ)
ポートフォリオサイト:https://ryokoodashima.pb.online/ryokoodashima